株式会社すみれ設立の経緯

◆なぜ子ども食堂か

現在、我が国では子どもの7人に一人が相対的貧困状態にあり、子どもたちを養育する世帯のうち、 母子世帯では2世帯に1世帯が相対的貧困状態の中で生活を余儀なくされていると言われています。 また、2019年度児童相談所の虐待対応件数は、過去最多の19万件余りに上り、児童を取り巻く環境の 適正化、改善は社会全体の喫緊の課題となっています。
子どもの将来がその子には何らの自己責任もないにも拘わらず、生まれ育った環境によって左右されるような 不条理があってはならず、すべての子どもが健やかに育成され、教育の機会均等を図ることは、 社会全体の責務と考えています。

◆すみれ学級の発足

このような状況を深く憂え、私たちは未来を担う子どもたちの健やかな育成を図るために、 子どもたちの「食」の確保と、学習支援、居場所づくり、生活相談に応じるため、多くの方々に呼びかけ、 2016年8月に、大分市敷戸において「すみれ学級」を立ち上げました。 その後、一般財団法人として地域の理解と広範な団体、個人のご理解をいただき、2017年9月に大津教室を、 2018年2月に小池原教室を開設し、同年4月には、公益財団法人の認可を大分県から付与されました。

◆株式会社すみれの設立へ

現在、大分市敷戸教室、大津教室、小池原教室、別府はるかぜ教室において、毎週月・水・金曜日に夜間の子ども食堂を開催しているほか、 豊後大野市三重町すみれ学級では、月曜日から金曜日まで朝食を、また大分市岩田教室では毎週火・金曜日に夕食を、 そして別府市野口ふれあい子どもカフェでは日曜日に昼食及び学習の場を提供し、年間提供食数は約一万食以上となっています。 このように事業拡大とともに財政規模が大きくなっているため、公益財団法人すみれ学級を継続的に支援する一助として 「株式会社すみれ」を創立しました。

会社名 株式会社すみれ
創業 2019年
役員
  • 代表取締役社長 長松 宜哉(公益財団法人すみれ学級 理事)
  • 取締役副社長  松尾 則義(公益財団法人すみれ学級 理事)
  • 取締役  藤井 富生(公益財団法人すみれ学級 理事長)
住所 〒879-7761 大分市大字中戸次4241番地の33
電話番号 097-535-7292
FAX番号 097-535-7392

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